INDEX
  • 物語

僕たちは知らなかった、何気ない日常が、とても脆く儚いことを…

とある地域に伝わる民間伝承。獣の姿をした荒ぶる神、ケモノガミ。それは子供を生贄に求め、神隠しによって連れ去るという……。
この地へ課外キャンプにやって来ていた少年少女たち。彼らは、はぐれた友人を探しにケモノガミが祀られるこの神社に足を踏み入れてしまう。
そして突如立ち込めた霧…、友人の悲鳴とともに、岩が擦れ合うような不気味な音が聞こえてきたのだった。
霧の中から現れたのは、通常の生物とはまったく違う、未知の怪物だった。怪物に襲われ逃げ惑う私たちは、土砂崩れに巻き込まれ、
そのまま意識を失ってしまった。
そして、気がつくと彼らの目の前には先ほどまでいた場所とは違う光景が広がっていた。そこは不思議な生き物やモンスターたちが跋扈する異世界だった。
突然放り込まれた未知の場所で、死の危険と隣り合わせの過酷な状況。恐怖と疑心暗鬼に包まれながらも、少年少女たちはそれぞれにモンスターと絆を育み生き残る道を模索していく。
失われつつある伝承の世界に少年たちは迷い込む…。
SS
SS
SS
TOP